設備紹介

設備案内

原料サイロ
バラ状で輸送された原料の大豆(脱脂加工大豆)及び小麦はホッパーで受け入れ、パケットエレベーターを経て、各々のサイロ1本(100立方メートル)には脱脂加工大豆が60t、小麦が75t貯蔵できる。

大豆処理
脱脂加工大豆は撥水後連続蒸煮缶により連続的に加圧蒸煮される。高圧短時間蒸煮により大豆蛋白は麹菌酵素により分解され易い状態に変わる。

小麦処理
小麦は熱風による流動焙煎方式により効率よく焙煎され、冷却後、割砕される。麹菌酵素により分解されやすい状態に変わった割砕小麦に種麹が加えられ、次いで蒸煮大豆と混合される。

自動製麹
混合された蒸煮大豆・割砕小麦・種麹は製麹室に盛込まれる。製麹室では麹菌の増殖に適した温湿条件で、約45時間かけて麹が製造される。盛込・手入れ・出麹・洗浄の一貫作業が全自動で行われる。

発酵タンク
麹は冷却された食塩水と混合され、発酵タンクに送られる(仕込み)。発酵タンクでは麹菌による原料の分解、乳酸菌・酵母による発酵が行われ、それに応じた温度条件、撹拌条件が与えられる。仕込まれた諸味は、4ヶ月(淡口諸味)~6ヶ月(濃口諸味)の熟成期間を経て圧搾される。

諸味充填・圧搾・粕剥ぎ装置
熟成を終了した諸味は自動的に圧搾濾布に充填され、1ケージ約400枚積み重ねられる。徐々に加圧され3日間にかけて圧搾を終了する。得られた搾を終了する。得られた搾汁液を生揚(きあげ)と言う。一方の圧搾粕は細かく砕かれ、飼料として出荷される。

濾過装置
生揚はオリ引き後、全自動珪藻濾過装置や膜濾過装置により精密濾過される。得られた生揚は一層優れた状態に清澄化され出荷される。濾過装置は用途に応じて使い分ける。